今年もやりました!!昨年に続き法人内全体研修。受講生は新人から6年目までの男女数十名。かたや講師は入職20年超の大ベテラン。支援者のスキルアップを目指した今年のテーマは「強度行動障害」。
自閉症の利用者が9割を超える当法人にとって「強度行動障害」の理解とその支援は必須のもの。終了後、受講生からの声は「わかりやすかった」、「理解できた」が大半をしめた。ちょっとまって…ホントかな??
あたまでは理解できても、実際の支援に活かし問題となっている行動を未然に防ぐことはもちろんだが、自閉症の人たちが自閉症のままで安心して生活できるようになるまで、「構造化」はひとつの手段にすぎない。ひとりひとりが納得のいく支援へ、その先までおしすすめるためには、たゆまない工夫と努力が必要になるのです。根気と情熱がいる。精神論は時代にそぐわないといわれるかもしれない。しかしわたしたち職員が共生社会をめざすには情熱がいる。自立へと向かうには障害をかかえる彼らの意欲をひきださなければできない。心のない支援は伝わらないのだから。
研修はつぎの行動をうむ引き金でしかない。だからそれが血となり肉となるまで情熱をそそぎつづける。
研修委員会委員長 内山智裕