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どんな災害が起こっても、あなたたち利用者を守っていくよ~
2015-02-28
どんな災害が起こっても、あなたたち利用者を守っていくよ~
―BCP(事業継続計画)研修会の感想―
~といえるだけの100点満点の態勢であるべく、BCP研修会を、2月28日(土)に開催しました。
 BCPって何? 講師の浅野睦先生(株式会社フォーサイツコンサルティング)によれば、「事業継続計画とは、災害や事故によって、通常業務が中断した場合に、可能な限り短時間で業務が再開できるように事前に必要な対策を計画化しておくこと」
 私たちの仕事は、まず第一に利用者の命を守ること(もちろん、職員の命も)、と同時に、環境に揺さぶられやすい彼らの心を安定させること。そのためには、一刻も早く、いつもの環境に戻していくことが必要。 そう考えて当法人の災害対策委員会が、「本部の責任者や施設長がいなくても、真夜中とか、いかなる時間帯であっても、職員一人ひとりが自分の頭で考え行動できること」を願って、BCPの権威である浅野睦先生に研修をお願いしたものです。
 参加者は30名、法人本部、各事業所の主任、チーフ、支援員、調理等の職員も。
午前中は、BCPの実例や、防災の基本、支援の継続、復旧の計画、そのためには、何を想定し準備すべきか等がぎっしりつまったお話で、当直明けの職員も、いつもなら家でうつらうつらなのでしょうが、居眠りどころか、どんどん目が輝いていく迫力。
ハイライトが、午後の演習―災害本部立ち上げ訓練でした。実は、去年7月、われわれも、この立ち上げ訓練をやってはいたのですが、今回は、やっぱり違う。何が違うって、規模と緊張感、結果としての「対策の緻密さ」がです。
班ごとに、大きな模造紙2枚、赤と黒のサインペン、黄色とピンクの付箋が配られ、「これって何に使うの」と思っているうちに、「初雁の家」の被害状況―大規模地震発生から2時間後に対策本部に集まった被害や怪我などの情報を報告順にびっしり書き込んだ紙が班ごとに配られ、「1時間で考えて下さい」とのこと。
1時間もあると思っていたらとんでもない。この赤と黒のサインペン、黄色とピンクの付箋の区別は?・・・でも、目的は、安否・安全確認、復旧への対策・指示、実行だよね、と各班、それぞれ、汗びっしょりになりながら、プランを立ちあげました。
それぞれの班が策定したプランに講評と先生の模範解答をいただき、なるほど・・
優先順位をつけた対策、危険なものには即対応―そのために、色分けマーカーや付箋があったのでした。
ここで学んだ一番大事なことは、「何を失ったら大変か。そのためには、一歩早く何をすべきか、自分は何をすべきか、共通認識の構築」というものでした。
これって利用者支援と全く同じです。そこに気づかせて下さった浅野先生の研修は、やっぱりすごかった!「おんなじなんだよなあ」とつぶやいて帰る職員、頼もしかった!
命を守ること・生きること・それを持続していくこと―基本は同じ。これから起きるだろうことを一歩早く想定し、自分の頭で考え対処する――汗びっしょりになりましたが、浅野先生、職員は(私も)、また一歩成長したようです! 
 
常務理事 阿部叔子
 
 
第一回茶話会
2015-02-20
「茶話会」にようこそ!
けやきの郷研修委員会の主催で、第1回の「茶話会」が開かれました。えっ、「茶話会」で研修?  
そう、大きな丸テーブルには、サンドイッチ、おにぎり、おいなりさん、飲み物。出入りも自由。少人数で、職員の誰かがいま抱えている悩み・取組を話題提供し、役職者、先輩、後輩、ともに遠慮なく話し合っていく中で、支援のあり方、利用者の豊かな生き方、自分の生き方(大きくいえば・・・)を確認し、共有していこうというもの。
本来、こうした議論の場は、自然発生的に生まれてしかるべきで、それぞれの事業所内では、熱くなった思いや悩みをぶつけあう場面もちょいちょい見受けられますが、いまや、時間刻みに忙しい日中活動支援、生活支援の事業所の職員が、自由平等の立場で、事業所の枠をこえてガヤガヤ議論するには、それに、長く生きてきた利用者の支援を考えるには、「いま、現在」の視点だけではなく、あっちこっちの事業所に散らばっている先輩たちの意見だってほしい、それには、こんな茶話会がいいのでは?と、研修委員がチエをしぼって考え出したものです!
 第1回の「茶話会」の話題提供者は、「初雁の家」の支援員Aさん。担当のBさんの外出支援についてでした。集まった職員は、他事業所の施設長、課長、事務職員も含め16名。第1回目にしては、まずまずの顔ぶれ。自閉症の息子の親であり、けやきの郷の設立発起人の一人であり、現在、常務理事をつとめている私も、その一人です。
 Bさんは、50代の女性。私は、彼女が5,6歳のころから知っています。でも、お母さんは12年前、お父さんは3年前に亡くなりました。
 お父さんにそっくりの面長、目の愛らしいBさんは、もともとお父さんっ子。明るくて活発で、地域でも活躍していたお母さんが亡くなったあとも、背広をバリッと着こなし、ハンサムなお父さんと週末には腕を組んで美容院に行き、スパゲッティを食べ、また、腕を組んで「初雁の家」に帰ってくるのがお決まりのコースでした。
 そのお父さんが亡くなった後、Bさんは、みるみるうちに10キロも痩せました。病院で検査をしても、どこも悪いところはないのに・・・。Bさんのキーパーソンであったお父さんに代わり、「初雁の家」が第2の家に、職員がキーパーソンにならなければ・・・そんな職員の必死の取り組みの中で、A支援員が取り組んできたのが、お父さんとの外出を楽しみにしていたBさんに、「本人のための充実したレクを、どう構築するか」でした。
 Bさんは、言葉でのやり取りは得意ではなく、感情の揺れもあります。一日の中でも波があります。先の予定を、いろいろな方法であらかじめ提示しても、それだけでは、Bさんの安定には、必ずしもつながりません。A支援員は、いままでのレクの様子を具体的に語り、同僚の職員、先輩の職員が、日常の様子、かつてのBさんを語り、レクの課題―外出を、どう本人に伝えたらよいのか、長い車の移動中、時々不安定になるBさんに、どう対処したらよいのか、この先、お楽しみが待っていることをどう伝えたらよいのか、でも、楽しそうに食事を自分で選んでいるよね・・・などど語りあうなか、「でも、Bさんは、前よりもずっと意思表示ができるようになったんじゃない?」という声がみんなからあがりました。そうなんです。「Bさんは、前は、『スパゲッティたべたい』『コーヒーのみたい』なんて言わなかったよ。これって、Bさんが、もしかしたらお父さんやお母さんに代わって、職員を信頼してきたってことじゃない?」
外出支援に対し、まだまだ課題はありますが、お父さんの死で落ち込んだBさんが、職員に対して信頼を取り戻していく過程が確実に浮き彫りにされていきました。
 2時間の「茶話会」でしたが、みな立ち去りがたく、興奮の余韻が渦巻き、A支援員も、ほっとした様子。
 そんな茶話会から、私は、義務教育を終わってもどこへも行き場のなかったわが子たちのために願った理念、「当たり前の人間としての尊厳をもって、幸せに豊かに責任を持って生きる」「生涯発達」を、これから、けやきの郷をついでいく職員に感じとった、私にとっても「お腹いっぱいになった茶話会」でした。ちなみに、Bさんは、もとの体重に戻っています!
 これからも、「茶話会」にようこそ!
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                                   常務理事 阿部叔子
 

 

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