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やまびこ製作所慰安旅行
2019-08-05
今年も一大イベントである慰安旅行に行って参りました。今回は静岡(舘(かん)山寺(ざんじ)温泉~大井川鐡(てつ)道(どう))へ、7月5日(金)~7月6日(土)の1泊2日の旅行でした。
旅行の行程は、1日目が美味しいウナギを食べ、浜名湖を展望できる舘山寺展望ロープウェイに乗り、遊覧船に乗って浜名湖を周遊するコースでした。そして2日目が、大井川鐡道の電車に乗って雄大な景色を楽しみ、焼津でお寿司の食べ放題を楽しむコースでした。今回は梅雨の真っただ中ということもあり、大雨を心配しておりました。しかし前日までの大雨は通り過ぎ、曇天ではありますが、雨は降らずに出発となりました。
今回の旅行のテーマは、「美味しい物をたくさん食べ、これから来る夏に負けないように頑張ろう、そして色々な乗り物を楽しもう。」というものでした。今回の旅行を成功させるために、皆さんが約束をしっかり守る事、そして協力をすることが大切であると確認しました。バスの車内で恒例の自己紹介を行い、お小遣いとおやつを渡されると、皆さんのワクワクが高まっていく様子でした。
バスは高速道路に乗ると、圏央道、東名道と進み、どんどん静岡に向かって行きます。途中何カ所かで休憩を取り、早速お小遣いからジュースやアイス、ホットスナック等を購入し、楽しんでいました。
バスに乗る事5時間弱、目的のウナギ屋さん(松葉)に到着しました。どんぶりのふたを開けると、ふわっと食欲をそそる匂いがしました。そして食べるとその身は柔らかく、炭火で焼いた香ばしい味が口いっぱいに広がりました。量は控えめでしたが、その分味わって美味しく頂きました。
バスは次の目的地である浜名湖へと進みます。天気が心配されたため、まずはロープウェイに乗って山頂からの展望を楽しみ、それから遊覧船に乗ることになりました。ロープウェイで数分間の空中散歩を楽しむと、上から浜名湖を見下ろし、また違った景色を楽しみました。その後すぐ近くの遊覧船乗り場から、30分ほどの浜名湖遊覧を楽しみました。
ホテルも浜名湖のすぐ近くにあり、舘山寺温泉「時わすれ 開華亭」に15:00過ぎには到着となりました。宴会は18:00からだったので、その時間までそれぞれのんびり過ごしたり、ゆっくりと温泉を楽しんでいました。
18:00から皆さんお楽しみの宴会の始まりです。今回は利用者のSさんに乾杯の音頭をとってもらいました。食事はお刺身、天ぷら、ウナギの炊き込みご飯など豪華な内容でした。ご飯のおかわりもあり、皆さん心ゆくまで食事を楽しみました。食事が一段落すると、宴会のメインイベントのカラオケの始まりです。今回の宴会場は舞台の後ろがガラス張りになっており、浜名湖の夜景をバックに、大盛り上がりとなりました。こうして宴会は大いに盛り上がり、2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
2日目は8:00にはホテルを出発するため、朝食は7:00開始となりました。少し早いスタートでしたが、朝風呂を楽しんできた人も多かったようです。バスは予定通りに出発をすると、大井川鐡道へと向かいました。新金谷SLセンターに寄り、多くの列車が停まっている様子を見学しました。今回は運行時間の関係で普通列車の乗車となりましたが、時間によってはSL機関車や、アニメの機関車トーマスの電車に乗る事も出来たそうです。
機関車に乗ることはできませんでしたが、SLやトーマスの列車を見学することは出来ました。汽笛が上がり、煙が勢いよく噴き出すと、皆さんから歓声が上がっていました。
見学を終えるとバスは乗車駅である千頭駅(せんずえき)に向かいました。私たちは千頭駅から列車に乗り、新金谷駅に戻って来るコースでした。バスは私たちを千頭駅まで届けると、またすぐに新金谷駅へと戻っていきました。列車からの車窓は、いつも私たちが利用している電車からの風景とは全く違うものでした。川沿いの雄大な景色、茶畑の広がるのどかな景色、そして緑に覆われたトンネルを抜けていく景色は、非日常を感じる事が出来ました。また、旅の途中で、トーマスの列車とすれ違うことが出来ました。
1時間30分程の列車の旅を楽しみ、昼食の焼津魚センターへと向かいました。この日の昼食は、なんとお寿司の食べ放題!ウニ、いくら、マグロ、サーモン、アナゴなどのお寿司を思う存分楽しみました。その後魚市場を散策し、お土産も購入し、今回の旅行の行程を無事に終える事が出来ました。
あとは楽しかった思い出と、たくさんのお土産を抱えて、無事にグループホームへと帰るだけです。帰りのサービスエリアでは、まだまだ皆さんのお腹に余裕があるようで、グルメを楽しんでいました。そしてバスは予定通り17:30にグルーホームに到着となりました。今回はずっと雨の心配がありましたが、皆さんの普段の行いが良いからでしょうか?雨はバスで移動している時のみで、傘の出番はなく旅行を楽しむ事ができました。
最後になりますが、今回の旅行が成功したのは、皆さんが約束を守って行動し、協力してくれたからです。また多くの職員の方々のご協力のおかげです。この場を借りて、改めて感謝の意を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。次回も旅行が実施できるよう、また共にお仕事を頑張っていきましょう。皆さん本当にお疲れ様でした!
                                      やまびこ製作所
                                      上田 裕子
 
グループホーム潮寮の食事
2019-06-21
グループホーム潮寮の食事について

グループホーム潮寮 今谷成美
 
 
梅雨前線が近づいて参りました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。湿度の高いむしむしとした環境は、体調不良に陥りやすいとも言われております。免疫力を上げ、梅雨を元気に乗り越えるために欠かせない「食事」を今回のテーマとし、グループホーム潮寮の食事についてご紹介していきます。
グループホーム潮寮では、業者様(ヨシケイ)に発注した食材が毎日午前中に配達されてきます。届いた食材を調理スタッフがその日の午後に調理し、温かい状態のまま利用者さんに提供しております。
こちらの写真はある日の夕食の写真です。献立は、「ご飯(白米)」に、大豆のたんぱく質が含まれる「お味噌汁」、抵抗力をつける食物繊維が豊富なキノコを添えた「豆腐としめじのあんかけ」、ビタミンK.Cが含まれる「きゅうり」、メインは「白身魚のグリル」です。利用者さんの健康を維持する為、ヘルシーかつバライティーに富んだ日替わりの献立をとなっております。また、利用者さんごとに、血糖値をコントロールする為のご飯(白米)の量の調整、魚の骨の取り除き、大きいものを1口サイズに刻むなどの作業を行っております。
グループホーム潮寮の調理を行っているスタッフから「健康に考慮しつつも、おいしそうな見た目や、季節を感じられる食事つくりを心がけている」というコメントをいただきました。第1潮寮のお庭では「からし菜」を育てており、2月~3月に栽培し、アクセントとして料理に添えています。からし菜は、葉野菜でカロテン(ビタミンA)・ビタミンC・カルシウムを豊富に含みピリッとした辛みがあるのが特徴です。潮寮では、そんな四季が感じられる食事を利用者さんに楽しんでもらえるよう、これからも励んでいきます。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回のけやきブログもお楽しみに!
 
自閉症啓発デーとけやきの郷の取り組み
2019-05-01
自閉症啓発デーとけやきの郷の取り組み
 
 
初雁の家 支援員 似鳥 佑貴
 
4月2日は何の日かご存知でしょうか。
あまり馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、毎年4月2日は世界自閉症啓発デーです。
自閉症啓発デーとは、全世界の人々に自閉症を理解していただくために、国連が定めた特別な日です。現在では、いやし・希望・平穏を表す「青」をシンボルカラーにして、世界各地でイベントやライトアップなどが行われるようになりました。日本では東京タワーでも、川越市内では『最明寺』や『ウェスタ川越』などでも啓発イベントとして、ブルーライトアップが行われました。夜の街に染まる綺麗な青一色をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
けやきの郷でも、4月2日から8日にブルーライトアップを行いました。この期間は、自閉症をはじめとする発達障害について知っていただくこと、理解していただくことの発達障害啓発期間としています。
このような一つひとつの啓発活動の積み重ねが、いつの日か世界中に知れ渡ることで、皆様が少しでも自閉症に関心を持っていただければと思います。
なお、今回、ブルーライトは初雁の家から見えるケアハウス『主の園』からお借りしました。初雁の家の2階を飾ったブルーライトは、『主の園』からも見えたとのことです。『主の園』には毎月、ベーカリー班がパンやクッキーなどの販売に行っていますが、このようなかたちで地域との交流が図れればいいな、と思います。あらためて『主の園』様に、御礼申し上げます。
最後に、けやきの郷のブルーライトは来年も是非行いたいと考えております。つきましては、ライトアップをより華やかにするために、地域の皆様から青色に光る電球をお借りいただければと考えております。大きさ等ご指定はございません。詳しくは下記電話番号までお問合せくださいませ。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
 
ワークセンターけやき慰安旅行!!
2019-03-28
ワークセンターけやき慰安旅行!!
 
 
  川越にも少し、春の気配を感じ始めた3月初旬、毎日一生懸命に働いているみなさんと、毎年恒例の慰安旅行へ行ってまいりました。
みなさんこの日を楽しみに、お仕事に取り組んできました。日にちが近くなるにつれ、ワークセンター内は、慰安旅行の話題で溢れます。
今年の行き先は伊香保・・・♡
当日は天気が悪く、雨が降るほどでした(涙)。
バスに乗り、伊香保へ向けて走っているとだんだん晴れ間が!伊香保につく頃には、みんなの気持ちが伝わったようです!!川越よりだいぶ肌寒かったのですが、雨は上がり観光することができました!!!
まずは『おもちゃと人形 自動車博物館』へ!
懐かしいおもちゃや車、お菓子や街並みの展示。みんな懐かしいキャラクターを見つけては食い入るように見ておりました。
続いて、『榛名湖ロープウェイ』。着いた瞬間、口々に「さむっっ!」と・・・。雪がちらつくほどでしたので、寒かったですが、絶景でした。長い階段の上にちいさな神社があり、お参りする人もいました。
もしかしたら、雪よりも絶景よりも、ロープウェイに乗っている時間が楽しかったかもしれません。
ロープウェイを降りたら、一日目の観光は終了。いざホテルへ!!
今回は、伊香保にある『ホテル きむら』さんにお世話になりました。
部屋ごとに分かれ、温泉に入る人は入り、6時から宴会スタートです♪
ずらっと並べられた豪華なご飯。目がキラキラしていました!
ワークセンターの宴会はカラオケ付きがお決まり!これを楽しみにしているのではないかなと思うほどです。好きな歌を歌い、踊ったり手を叩いたり、日頃はあまり見られないリラックスした表情を見せてくれます。
最高に盛り上がった宴会も終わり、お土産をみたり温泉にもう一度入ったりまったりとした夜でした。

さあ!二日目です。
朝風呂したい人は入り、朝食を済ませ、9時に出発~
はやーい!と思いましたが、いつもは働いてる時間なんですよね。感覚の違いってすごいなあ(笑)
向かう先は『ハルナグラス』!!ここでは万華鏡作り体験をしました!手先を器用に使って作ってましたよ~!できた万華鏡を覗いてみてびっくり!すごくすごく綺麗でした。
お土産に嬉しそうに持ち帰りました♬
最後の観光は!『伊香保グリーン牧場』!!!
最高なお天気でした。餌やりをしたり、馬が馬車を引っ張るところを見たり、興味津々!!
メインは、シープドッグショー!!!
初めて見る光景にこれまた興味津々!!!お天気も良くて、楽しい体験もできて、良い思い出になりました。
この日のお昼は水沢うどんを食べ、お土産を買って、帰ってきました。
ゆったりながらもいろいろな体験ができた二日間。
最高な思い出がまたひとつ増えました!
みなさん、一年間お疲れさまでした!!!
今後もよろしくお願いします。
 
ワークセンターけやき
紫藤翔子
 
広報委員会より
2019-03-18
この度、委員長に任命して頂きました、やまびこ製作所の川口雅巳です。
平成31年1月より新たに「広報委員会」が設置され、他の委員と協力し、けやきの郷のPR活動に務めていきたいと思っております。
私たち、広報委員会は、三つの目標を掲げ実行していきます。
 
一、 広報「けやき」の企画・編集・発行
毎年8月に、けやきの郷の後援会の方々が中心となり、広報の企画から発行までを行っていました。しかし、後援会の方々の御負担も多くなりつつあるため、今後は広報委員会が中心となって広報「けやき」の企画・編集・発行を行う事となりました。
そして完成した広報は、けやきの郷の関係者様にお配りし、現在のけやきの郷の活動を知って頂くと共に、PR活動に活用していきたいと考えております。
 
二、 SNSを活用した、けやきの郷のPR活動
光栄にも近年、ホームページ(ブログ)を見て、見学・求人関係・各事業所へのお仕事の
依頼等が多くなっております。
今後は、けやきの郷のPR活動としてSNS(Instagram、Facebook等)を活用し、ホームページ(ブログ)と連動し、多くの方々にけやきの郷の活動を知って頂きたいと思っております。
現在は、「けやきベーカリー」のInstagramのアカウント(♯keyakibakery)がございま
すので、是非、ご覧下さい。
利用者さんとスタッフが、一つひとつに「真心」と「愛情」を込めて丁寧にパンを焼いております。お店に是非、ご来店下さい。
 
三、 見学者・求職者に対し、委員によるPR活動
けやきの郷へ来られた見学者の方々や求人関係で来られた方に対し、けやきの郷の活動(パレット製作に関する情報・まほろばの相談業務に関する事等)をより具体的に伝えるため、委員が現場に出席させて頂きます。それには、各事業所の活動内容やアピールポイントを委員会でまとめ、委員全員が共有し、けやきの郷のPR活動に務めていきます。
以上の三つの目標を掲げ、けやきの郷のPR活動に務めていきます。宜しくお願い致します。
 
 
広報委員会 委員長:川口 雅巳
 
平成30年度 虐待防止委員会主催研修会
2018-08-31
『平成30年度 虐待防止委員会主催研修会開催!』
 
 
 
平成30年度が始まり早いもので4ヶ月が経過しました。この夏は異常気象とも言われる暑さですが、そんな暑さにも負けず一生懸命に働く利用者さんの姿を見る事ができるけやきの郷です。
けやきの郷には利用者さんの権利擁護・安全管理・高齢化対応・健康管理対応・けやき祭り運営など様々な方向から利用者さんの支援方法を考える委員会が設置されております。けやきの郷に設置されている委員会は、それぞれの部署より数名ずつが集まり色々な取り組みを行っていますが、その中の一つに、けやきの郷虐待防止委員会があり、利用者さんの権利擁護、職員の意識向上の研修等の取り組みを今年度も予定しています。
そして、今回けやきの郷の支援や相談に携わるパートさんを含めた職員が全員参加する、研修会の第1回目が8月10日(金)に開催されました。今後1年間を通して全部で4回開催します。今年度は川越市社会福祉協議会より講師の内藤様をお呼びして開催しました。内容は障害者虐待防止法を知る事、利用者さんの人権を守る為にはどのような支援が必要か、また虐待が起こってしまった際の通報方法等をグループワーク等交えながら約1時間30分行われました。こうした研修を委員会では毎年行っており、職員の啓発活動を行っています。普段支援をしていると何気なく忘れがちな事や、利用者さんの人権を守る事を職員は改めて考える時間になったと思います。
けやきの郷は、常に利用者さんのために何ができるか考える職員がたくさん居る職場です。委員会の取り組みは虐待が起こる前提ではなく、利用者さんの権利を擁護して、具体的な取組みを行う場です。安心して生活出来る環境を作り、原点回帰をしっかりとする時間を、これからも虐待防止委員会は取り組んでいきます。
 
虐待防止委員会委員長 大木
 
 
 
結果より、取り組み姿勢(プロセス)を評価する
2018-06-28
 
 
新しくリーダー職に任命された13名が集まり、今年も人事考課リーダー職研修がスタートしました!
 
 
 けやきの郷は、職員が支援の専門性にとどまることなく、人間的(人格的)にも日々成長して欲しいと願っています。その想いをカタチにするため、3年前から人事考課制度を導入しています。

人事考課を開始するにあたって、当初から職員間で賛否両論ありました。そのひとつは、「人事考課制度は福祉施設に適さない。」です。福祉の仕事は“定量化”することが難しいといわれます(無形のサービスだからです)。

意見をくださった職員に共通していたのは、民間(営利)企業で働いた経験があることでした。おそらく、業績やノルマの達成度、数字や結果を最重視する人事評価を受けてきた人たちです。無理もありません。

職員からのご意見やご希望を制度設計に取りこみながら、時間をかけて本制度を策定し、導入にこぎつけました。しかし、その骨子は、まだまだ十分に伝え切れていません。そのひとつを今回は書かせていただくことにしました。
 
けやきの郷の理念に『集団自立』があります。これは「障害の重い人も軽い人も共に支えあって生きる」という考えのもと、ひとりひとりが生活や仕事においてできることを探して見つけ、行動し、役割を果たし、みんなで支えあって生きていくことをもって自立をめざす、ということで、設立当時からつづくこの理念の底流には、「共生」、「包括(包含)」inclusionがある。ですから、利用者さんを中心とし、共生するひとりひとりに、職員(支援員)や地域住民を含んでいます。

地域社会で共生する一人の人として社会福祉の担い手となったけやきの職員が、地域のなかで果たす役割や施設内外での活動を適切に評価することはできないだろうか?
 
私たちけやきの郷の仕事は、自閉症の人たちの生活と仕事に関る支援です。その支援は、おかれている環境と個人の双方に働きかけながら、発達を促していくことにあります。そして、障害のある人が普通に、あたり前に地域で暮らせるよう、支援していくことです。ですから、それをそのまま人事考課の中心に据えてみませんか?
 
けやきの郷の活動の一例をあげます。

当法人で、障害のある人が地域で働くことを支援する多機能型事業所「ワークセンターけやき」では、「さをり織り」の技術を活用して、自閉症者が地域であたり前に働いていけるよう、取り組みを続けてきました。生地を紡ぐ糸選びから、織り、縫製までを、利用者と職員がともに支えあいながら、何色もの色が入り交じる、ふたつとない色が融和した布生地を編み上げます。ティッシュケースやコップコースター、筆箱、携帯ストラップなどの商品にして販売してきました。
 
専用のはた織り機を使って布生地を編み上げるには、右手、左足、左手、右足・・・と順番に手足を動かすことが必要です。
 
重度の障害をかかえる彼らは最初、なかなかできません。自閉症の人は脳に機能障害があります。運動機能に障害をあわせもつことがありますので、手足を順番に動かすことでさえも習得するのがとても難しい場合が多いのです。ひとつひとつの動作を手取り足取りしながら職員が一緒になってやっていきます。潜在する能力を引き出し、可能性を探りながら、コツコツと日々一緒になって積み重ねます。何週間、何ヶ月間と…長い期間をついやして。
 
習得までの長い期間、職員は利用者さんの特性(強みも弱さも)を軸に、ひとつの行動の小さな変化、表情、意欲など利用者さんの行動をつぶさに見て(記録し)、働きかけ方に工夫と変化を加え、微調整を繰り返しています。それによってはじめて利用者さんと職員の間に力動が起き、信頼関係が生まれて利用者さんの行動が変化する、といえるのではないでしょうか。
ある日、利用者さんの努力と職員の“取り組み姿勢”がかさなり合い、成果となってあらわれます。目的に適ったかたちで、“右手”を動かすことができるようになります。できた!!
 
けやきの郷の人事考課は、この取り組み姿勢(プロセス)を最大限に評価するものです。
 
さらにいえば、この取り組み姿勢を評価する理由はもうひとつあります。それは、けやきの郷の理念のひとつである「働くことを療育の中心に」に通じています。取り組み姿勢は、利用者さんが新しい行動を獲得するためだけに行われる働きかけではないからです。
(続く)
 
                                              2018.06.05
                                              さわやか初夏の日に。
                                              法人本部 内山
 
楽しかったねー地域の皆さんとコンサート
2018-06-22
画像は三森春生様(主の園)から御提供頂きました
 
 
 
 
ゆかいなコンサート実行委員長
 
 
ほっとはーと代表 金子ジュン子
 
6月16日、川越キングズガーデン ケアハウス「主の園」において、かんたろう音楽館による「打楽器ゆかいなコンサート」が開催されました。
このコンサートは、「主の園」を会場に、「主の園」・「けやきの郷」・「ほっとはーと」
同じ地域にある3つの団体が、音楽を通して交流していきたいと、実行委員会をつくり、それぞれに実行委員を立て、準備してきました。
「ほっとはーと」は2000年、今から18年前に「音楽をまんなかに、障がいの有無を問わず、子どもも大人もみんなで楽しく思いっきりはじけよう」を合言葉に、川越の公民館を拠点に活動を始めた団体です。月に一度、音楽団体「ぽかぽか」を率いる橋井晴彦さんの音楽を中心に、老若男女、60名ほどが集い、歌ったり踊ったり、おいしいものを一緒に食べて交流を深めてきました。
「けやきの郷」のみなさんとは、設立当初から橋井さんを通してつながりがあり、2年に一度、川越西文化会館で開催した「わくわくおいしいコンサート」では、けやきの郷のみなさんと一緒に舞台に立ち、またおいしいパンやお弁当をつくっていただきました。
「わくわくおいしいコンサート」は9回を数えた2016年、音楽団体「ぽかぽか」の解散により、毎月の音楽の活動は終わりました。その後は、年に2回、同窓会のように参加者が集い、これまでのように歌ったり踊ったりと楽しい時間を続けています。
今回のコンサートは、「ほっとはーと」のスタッフ会で、今年の企画として長くお付き合いを続けてきた「けやきの郷」のみなさんと、また交流の機会を持ちたい・・どういう企画がいいだろうか?と話し合った折、昨年「ほっとはーと」で かんたろう音楽館のマリンバコンサートをしたところ、大変好評で、このコンサートをぜひ、「けやきの郷」のみなさんと聴きたいと企画しました。会場を探していた時、「主の園」で 集会室を地域の方たちに開放し、入居されている方と地域との交流を図る準備をしている、また「けやきの郷」では、すでにおつながりがあると伺い、かんたろう音楽館の村本寛太郎さんとの日程も調整でき、トントン拍子に実現の運びとなりました。
当日までに、140名ほどの参加の皆様に十分楽しんでいただけるよう、人の動きや流れ、会場内の椅子の配置など、細かな準備をすすめました。
当日は心配されていた雨も霧雨程度で、けやきのみなさんはバス3台で到着。初めての場所で慣れない中、靴から上履きに履き替え、会場の2階への移動も、入居の方とぶつからないようにと、職員の方に大変ご配慮いただきました。
またロビーでは、けやきのパンやさおり織、野菜などを販売するロビーショップが開かれました。オープン時間には、館内放送を合図に、次々と入居されている方が集まっていらっしゃいました。みなさんパンやクッキーなどをうれしそうに買い求め、バッグやストールなどを幾度も手に取り、販売する人と楽しくおしゃべりされていたのが印象的でした。

コンサートの始めに、主の園讃美グループのみなさまの歌を聴かせていただきました。
この日を楽しみに練習を重ねてくださったことが、歌声から伝わってきました。
ステンドグラスを背に、かんたろう音楽館の演奏が始まりました。マリンバ、ビブラフォン・カフォンなどの打楽器を4人の演奏者が、しなやかに動きながら美しく奏でます。その音色は透明で、繊細で、心の深いところに沁みわたりました。
ふと会場を見渡すと、会場前方に着席されていたけやきのみなさんは、体を音楽に合わせ揺らしながら、ある方は目を閉じ気持ち良さそうに、ある方はしっかり演奏者をみつめながら、それぞれの楽しみ方をされていました。
この日のプログラムは
1・ 讃美歌
2. 道化師のギャロップ
3. アフリカン・ブルース
4. アイネ・クライネ・ナハトムジーク
5. 日本のうた
6. くまんばちの飛行
7. ロック・トラップ
8. 花は咲く
9. ジブリ・メドレー
10.(アンコール)情熱大陸 でした。
公演後、演奏者、「主の園」の方、今回のスタッフで振り返りの時を持ちました。主の園の方々は、かんたろうさんに演奏への賛辞を述べ、また、地域の団体と一緒に同じ時を共有できたことの喜びを話してくださいました。またかんたろうさんは、地域の中で、こうしていろいろな交わりが生まれることに、自分たちも力を寄せていけたらうれしい と話されました。
今回の公演は、「主の園」の皆様が、当日を楽しみに待っていてくださったこと、スタッフの方々が入念な準備をしてくださったこと、「けやきの郷」職員の皆様が、大きなこころ配りをしてくさったこと、「ほっとはーと」のスタッフが経験を生かし、臨機応変な動きができたことなど、いくつもの「寄せる想い」が花束のようになって、素晴らしい時を創りあうことができたと思います。心よりありがとうございました。また、このような機会をつくりあえたら幸いです。
 
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
最後に、「主の園」のSさんから寄せられた感想をご覧ください。
16日のコンサートでは、けやきの郷の職員の方々の、適切な、そして利用者の方々への愛情あふれる、それぞれの方たちへの対応に接し、涙こぼれるほど感動いたしました。
 
自閉症啓発デー(川越)に参加しました
2018-04-07
自閉症啓発デー(川越)に参加しました
―エネルギーときずなと―

                                                                                                                                              理事長 阿部叔子
 
 
4月7日、ウエスタ川越で行われた、「ブルーライト アップ イン 川越」のイベントに参加しました。
ご存じのように、世界自閉症啓発デーは、2007年、お子さんが自閉症である、中東のカタールの王妃の提唱によって、国連で、4月2日を世界自閉症啓発デーと定めたことからはじまったものです。シンボルカラーはブルー、そのため、世界のいたるところで、この夜、ブルーの「灯」が、ともります。
今年の日本自閉症啓発デーのメッセージは、「自閉症の人々は、まっすぐに純粋に生きています。私たちが見失ってきた純粋さを持ち続けているのです。自閉症の人々と共に生きることで、私たちは純粋さを取り戻すことができるのです。「絆」で結ばれた真の意味での「共生(共存)社会」になることを心から願っております。」でした。
実は、私も5年前まで全国の自閉症啓発デーの企画委員で、はじめて、自閉症の人たちだけのバイオリン合奏を企画し、あの山崎前会長が涙でお話できなかったことを思いだしました。いまは水野初雁の家施設長兼相談・地域支援センター長が企画委員で、今年はシンポジウムの司会を務めました。
けやきとしては、2日に、「まほろば」の皆さんが川越駅でフウセンとビラ捲きをし、7日には、ウエスタ川越で行われたライトアップブルーのイベントにも参加しました
ワークセンターがパンを販売、グループホームの利用者・職員、私も開会式に参加、そのあと、川合市長さんや、小宮山泰子衆議院議員、他の施設の皆さん、溝江チューリップ元気の会会長他、親の会のみなさんと、シンボルカラーであるブルーのフウセンをもって川越駅まで行進しました。午後は、伊得統括事業本部長も参加、いもの子の大畠施設長さんらと肩をならべ行進しました。
市長さんと肩を並べて行進した私は、けやきについてお話しさせていただきました。33年前、まだ、自閉症に対する社会的認知がほとんどなかった時代に、反対運動を乗り越え、全国で2番目に立ち上げた自閉症専門施設であること、「集団自立」の理念のもと、地域の中で働く場所と住む場所を作っていったこと、全国でただ一つの、自閉症の人たちだけのA型事業所があることなどを・・・。
会場では、やまびこ製作所の従業員である健太君が、太鼓メンバーとして大太鼓をたたき、それを見ていたわが子太郎も、ブルーの棒をバチにして大喜びでした。
このイベントで感じたのは、「エネルギー」と「つながり、きずな」です。
自閉症に関係する人たちの、また、主催した親の人たちのエネルギー、一緒に参加することによって生まれる「つながり、きずな」です。自閉症をもつ人たちのために、発信し、仲間とつながり、共生社会への実現に向けて発信する明るさ、力です。それは、39年前、けやきの郷を作ろうと立ち上がった時の、私たち親たちのエネルギーと同じエネルギーです!
けやきの郷の理念「集団自立」は、まさに、共生社会そのものをうたったものです。
発起人会から数えると39年、もっと前、日本自閉症児者親の会から数えると50年。50年の歴史の重みと実績が、この日の青空にくっきりと反映されていた・・・
来年は、けやきを含め、もっともっと多くの人たちが啓発デーに参加し、「きずな」を深めていければ、と思います。
ブログをお読みのみなさん、来年、参加しませんか。
 
 
平成30年度新入職員入職式
2018-04-02
「やったね!」で、利用者が歓迎!!
――― 平成30年度新入職員入職式―――
 
理事長 阿部叔子
 
今年も、8名の新人職員がけやきの郷の仲間となりました。
そのうち2人は看護師さんで、初雁の家(障害者支援施設)の勤務、支援員は、3名が初雁の家、1名がグループホーム、発達障害者相談支援センターに1名、そして、本部には、事務局長(非常勤)というメンバーです。
新しく入った職員に対しては、3月に研修を行い、そこで、けやきの郷の成り立ちー設立運動の中で出会った地域住民による反対運動、そこから生まれた理念、開所当初より、地域に働く場を見つけて働いてきたことの意味、その結果である「集団自立」などを、理事長として伝えると同時に、保護者会長と役員からは、共同治療者である親として職員に望むこと、先輩職員からは、職員としての願いをお伝えし、その後、先輩職員を囲み、ワークセンターけやき提供のサンドイッチをつまみながら歓談、けやきの郷のメンバーとしての第1歩を踏み出していました。
さて、入職式当日、新人紹介、決意表明、各事業所長からの歓迎の言葉ののち、ワークセンターの利用者さんと職員が登場、けやきの郷のテーマソング「やったね!」の合唱になりました。各事業所の作業風景をもり込んで、「やったね!」と誇り高く喜びを表した、橋井さんの作詞作曲によるものです。
ギターで伴奏するのは、本部職員と初雁の家職員。2人とも、プロ並みの腕前!
緩急自在な伴奏と、ワーク職員のリードで、利用者さんともども、新しく入職した新人も、「やったね!」を歌いました。
そのあと、「桃栗3年柿8年」―これも、橋井さんの作詞作曲で、現在、小学校3年生の音楽の教科書にも載っているので、ご存じの方もいると思いますが、振りもたっぷりに「桃栗」を歌い踊りました。
この2つのテーマソングを歌えば、そして、覚えれば、けやきの職員として、利用者のみなさんと対等に向かいあえます。その資格ができます。
実は、私自身も、何十年も前ですが、「新入社員」であったときがありました。男子26名、女子4名。男子の中には、同じ大学・同じ学部で、教養科目でいっしょだった人もいましたが、これからへの「希望」と同時に、社会へ踏み出すことへの一歩に、不安で一杯だったことを思いだします。その時、折れそうな心を支えたのは仲間でした。これから、どのような志で、どのように仕事に立ち向かっていったらよいのか、そんなことを考え話しあう仲間がぼちぼち出来、ゼミをはじめました。何でも話しあえ、壮大な夢も語り、夢にむかって共に歩む仲間ができたことで、どれほど力をもらえたか。いい仕事(自分では、そう思っています)ができたか・・・
そんなことも、新入職員との話の中でしました。
いま、けやきの周りでは、「染井吉野」が葉桜となって、山桜、八重桜、乙女椿が競いあい、タンポポの黄色が、目に飛び込んできます。けやきの緑も、薄緑から濃い緑に変わろうとしています。
メンターとともに、初めての仕事に頑張っている新人たち。「楽しいです!」と、言ってくれる人もいます。
そんな新人たちに、「やったね!」が、歌飼なしでも利用者と歌えるようにと願っています!
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